ベルギーの首都ブリュッセルから西約50キロに位置し、今なお中世の面影が色濃く残る町ゲント。この町にあるゲント美術館は、1798年に設立されたベルギーで最も古い歴史をもつ美術館のひとつで、15世紀以降のフランドル美術を中心に豊かなコレクションを築きあげてきました。
この展覧会は、ゲント美術館の所蔵するフランス、イギリス、オランダ、ドイツなどの画家とベルギーの画家、彫刻家の作品125点によって、19世紀から20世紀にかけての美術の流れをたどるものです。新古典主義のダヴィッドに始まる展示は、バルビゾン派のミレーやコロー、写実主義のドーミエ、印象派や新印象派、そしてベルギーで花開いた象徴主義、20世紀では表現主義のココシュカやキルヒナーからシュルレアリスムへと至ります。これまで日本では、ベルギーの画家としては、象徴主義のクノップフや、スピリアールト、アンソール、そしてシュルレアリスムのマグリット、デルヴォーなどがよく知られてきましたが、今回はなじみの少ない画家も加えて、より広い視点からベルギーが育んできた魅力あふれる独自の美術を紹介します。
会期
2005.10.29 [土] - 12.25 [日]
休館日
月曜日【ただし、11月14日(月)は県民の日につき開館】、 祝日の翌日【11月4日(金)、24日(木)】
開館時間
10:00~17:30 (入場は閉館の30分前まで)
観覧料
一般700円(560円)、大高生560円(450円)
※( )内は20名以上の団体料金。
※中学生以下と65歳以上、障害者手帳をお持ちの方(付き添い1名を含む)はいずれも無料です。展覧会入場時に確認いたしますので
・65歳以上の方は、年齢を確認できるもの(運転免許証、健康保険証等)をご持参ください。
・障害者手帳をお持ちの方は、手帳をご持参ください。
主催
埼玉県立近代美術館、読売新聞社東京本社、美術館連絡協議会
後援
ベルギー大使館
協賛
花王株式会社
協力
日本航空、JR東日本大宮支社